匂いが記憶を呼び起こす"プルースト効果"。夏はやっぱり蚊取り線香
台風が過ぎ去って快晴です!少しジトジトした湿気は感じますが、空が真っ青でスコーンとぬけてる。きれい。そしてベランダもきれいになってた。
夏はやはり虫の季節。ハチやらセミやらでっかいカナブンやら。いっぱい出ます。なので夏になると必ず蚊取り線香を使います。あのぐるぐる巻きになっている緑のやつ。効果があるのかは分からないけどほぼ毎日使っているかも。
昔から変わらないこの匂いが夏を感じさせてくれるモノのひとつ。結構煙の匂いがするのですが、好きな匂いです。ノスタルジーってやつ?使い方合ってるかな。
この間友達の誕生日プレゼントを買いに酒屋さんに行ったのですが、そこでも蚊取り線香が焚かれていて、いいにおいだ〜夏だ〜と感じていました。
あとプールの塩素の匂いもすっごく懐かしい。小学生の頃のプールの授業を思い出します。
でもプールに入る前には、必ずめちゃめちゃ冷たい水のシャワーを浴びて、塩素いっぱいの水が溜まっているところで足を洗って入らなきゃ行けなかったけど、これが結構苦痛。あまりにもシャワーの水が冷たいから、みんな「地獄のシャワー」って呼んでいました。
水泳を習っていたから結構泳げた方なので、水泳帽に縫い付ける黒い線とか、ワッペンとか、課題をクリアすると貰えるやつ。それをGETするために必死で泳いだ。
後一歩で完全クリアできたのに、結局できなかったんだよな〜。スイマーな男の子は完全クリアしていて、くそ〜負けたぜ〜、と悔しい思いをしたのを覚えてる。
こうして匂いにまつわる記憶を誘発する現象を【プルースト効果】というそうです。
金木犀の匂いで秋だなあと感じたり、白檀の匂いでおばあちゃんちで親戚と過ごした日々を思い出したり、ブルガリの香水で元カレを思い出したり。匂いと記憶はすごく強い結びつきがあるよなあ。
それにしても大人になってから、季節にうとくなっている気がしています。長い冬の中春を待ち望んでいると、気づいたら春になって、すぐに夏。あっとゆうまに涼しくなって、秋なんて感じることもなく冬になっていく。
昔はもっと季節を楽しんでいたような気がするんだよなあ。もっと季節感じたい。
春は桜の開花を見て感動して、木から落ちてくる毛虫をよけて遊んで、入学式やら入社やらがあったからよっしゃここからスタートだ〜!とドキドキワクワク人生の始まりを感じてた。
夏は暑さを感じながらプールや海で泳いだり、普段はいつも制服の男女で夏祭りに浴衣やら私服で集まって、打ち上げ花火も見て、帰りは終電を逃してコンビニで買った花火を川辺でする。
秋は赤色の紅葉と黄色のイチョウの葉を拾って大事に保管して、ご近所のお庭に植えてある金木犀の匂いをかぎながら通学。
冬は雪合戦をして体が火照るまで遊んで、誰よりもおっきなサイズの雪だるまをつくった。
んー、大人になってからは春は花粉だし夏は熱中症で秋はほとんど覚えてない。冬は雪で電車が止まる。
なんか、そんなのつまんない、つまんないよー!もっと季節を楽しんだ方が良いよ、と自分に言いたい!
大人になると、季節よりも他のことに目がいきがちになってくるんだと思う。
納期はいついつで、乗らなきゃいけない電車は何分で、出さなきゃいけない書類はコレとコレで…と。
そんなことよりも、もっともっともっと季節を感じたい!から、前みたいに自分から季節を探しにいってみると良いのかも。きっと何か発見できるし、身近に感動がいーっぱいあるんだと思う。今よりもっと楽しめる気がする。うん、そうしよう!